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DX戦略の成功メソッド 取り除くべき障壁は何か

【著者・編者】
タナベコンサルティンググループ タナベコンサルティング デジタルコンサルティング事業部 奥村格/武政大貴 著、戦略総合研究所 監修

企業のデジタル変革を支えるDX戦略論

コロナ禍で企業のデジタル変革は一気に加速しました。多くの企業でITシステムやツールの導入が進められましたが、「コロナ禍の緊急事態宣言で誰も出勤できなくなった」「一番の得意先からの要請で断り切れなかった」といった外部環境に影響されて、しぶしぶ導入したケースも多いのではないでしょうか。しかし、このような受動的な投資は運頼みの“投機”に等しく、相当な確率でうまくいきません。

 

投資には戦略が必要です。戦略によって目指すべき方向を指し示し、目標地点へ到達するために何をすればよいのかを明らかにすることが、付加価値の創出や収益性の向上につながります。

 

そのためには、現状の自社のレベルを正しく押さえ、DXを推進する価値を認識し、「まずはどこまで進めるか」という意思を全社で持てる状況をつくる必要があります。つまり、経営者には、明確なDXビジョンを掲げるとともに、取るべきアクションを具体化したDX戦略の策定・発信が求められるのです。

 

本書は、タナベコンサルティンググループがコンサルティングの現場で直面したクライアント企業の課題を取り上げ、DX成功の秘訣とつまずきのポイントを体系化しています。その上で、DX人材や投資の考え方、DXビジョンの策定と課題解決のステップ、そして成功事例を解説しています。

 

初めて本格的にDXに取り組む企業や、思うような成果を出せていない企業、デジタルリーダーシップの発揮に悩んでいる企業の方々が、自社のこれまでのDXの在り方を点検し、真に企業の発展につながるDX戦略を描くための一冊です。

 

著者紹介

奥村 格Itaru Okumura
タナベコンサルティンググループ
タナベコンサルティング
常務取締役 デジタルコンサルティング事業部長 戦略総合研究所本部長
2009年タナベ経営(現タナベコンサルティング)入社。「常にクライアントの立場で問題解決を図る」を信条に、中堅企業の事業、組織、マーケティング戦略およびその推進支援コンサルティングに携わる。九州本部副本部長を経て、2019年より戦略総合研究所、2022年より常務取締役デジタルコンサルティング事業部長、戦略総合研究所本部長(現職)。リーディング・ソリューション取締役(非常勤)。

 

著者紹介

武政 大貴Hirotaka Takemasa
タナベコンサルティンググループ
タナベコンサルティング
執行役員 デジタルコンサルティング事業部マネジメントDX担当
中央大学法学部卒業。財務省で金融機関の監督業務などを担当後、企業経営に参画したのち、2009年タナベ経営(現タナベコンサルティング)入社。BPRを中心にコンサルティングを実施し、特にIT構想化、ERP導入支援などデジタルに関するコンサルティングをしながら実行力ある企業づくりにおいて高い評価を得ている。著書に『真の「見える化」が生産性を変える』(ダイヤモンド社)。

 

本書のより詳しい内容紹介・解説

DX戦略の必要性と押さえるべきポイント

 

デジタル・DXの戦略・実装情報サイト
https://www.tanabeconsulting.co.jp/dx/

DXコンサルティング
https://www.tanabeconsulting.co.jp/service/dx.html

●定価1,760円(税込)

●仕様四六判、上製256頁

●発行元ダイヤモンド社(2023年発行)

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