IoXソリューションで新たな価値を創造:日鉄ソリューションズ
DXによるビジネス変革やイノベーションが企業の競争力や価値を左右する時代を迎え、ITインテグレーターとして多様な顧客課題を解決している日鉄ソリューションズ。同社はパーパスである「ともに未来を考え社会の新たな可能性をテクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、ESGの観点によるサステナビリティ経営で持続的な社会の実現に貢献する事業活動を展開し、5つのマテリアリティ(サステナビリティ重要課題)を定めている。
特に、社会への取り組み(Society:社会)領域では、顧客のビジネス環境の複雑・高度化に即応するため、「IoT(モノ)×IoH(ヒト)=IoXソリューション(高度な連携・協調)」によるIT進化を推進。ウェアラブルデバイスを用いた遠隔作業支援で安心・安全な作業現場を実現する「安全見守りくん」、「働き方改革」やリモートワークを支える仮想デスクトップ環境「M³DaaS(エムキューブダース)」など新たな価値を創造し、ITを通じて社会課題を解決している。
また、自社の成長と事業への貢献を実感できるワークスタイルの変革や女性活躍・健康経営の推進など、エンゲージメントの高い組織・環境づくりを推進。2021年には自社サービスのエムキューブダースを活用し、誰もが自律的に働く場所を選択できる「全社員原則在宅勤務制度」を導入した。女性活躍推進では、新卒採用の女性採用比率30%以上と採用数拡大、仕事と育児・介護などのライフイベントの両立支援制度を強化し、子育てサポート企業として「プラチナくるみん」認定を受けている。
人材育成も経営における最重要事項と位置付け、高度な専門性と幅広い経験、強いリーダシップを備える次世代人材の育成機関「NSSOLアカデミー」を開設した。
社会・地域との関わりでは、ITの将来を支える次世代教育支援として、大学向けに寄付講義や非常勤講師を派遣し、奨学金を提供。小・中・高校向けには、SE(システムエンジニア)を体験できるプログラミング講座や出張授業を実施している。
また、地域への貢献として、全国の事業所所在地で祭りや清掃活動などの地域活動に参加。日本赤十字社などを通じた募金活動も2021年度は約6000万円を寄付した。
社会・ビジネス・技術が高速に変化する時代に対応する鍵は、「自らを変化可能な姿に変える」ことにある。日鉄ソリューションズは、自社がサステナビリティ経営に向き合うスタンスも、「配慮」から「社会やビジネスの主軸」へと変えている。
PROFILE
- 日鉄ソリューションズ(株)
- 所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー
- 設立:1980年
- 代表者:代表取締役社長 森田 宏之