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【メソッド】

タナベ語録

タナベコンサルティンググループの経営コンサルティングの基盤となっている考え方を、各テーマに沿って紹介します。
メソッド2022.12.19

Vol.21 次代をつくるビジネスモデルデザイン

 

 

「事業」「経営」とは何か

 

vol.19、vol.20では、後継経営者に必要なマインドセット、押さえておくべき経営指標について解説しました。今回は、後継経営者が次代を創るためのビジネスモデルデザインについて見ていきます。

 

タナベコンサルティングでは事業経営を「1T4M」という切り口で整理し、事業と経営を明確に区別して考えています。

 

事業とは、自社の強みとする固有技術(テクノロジー)で新たな市場(マーケット)を開拓し、顧客(需要家)を創造していくこと。経営とは、管理技術(マネジメント)、財務技術(マネー)、人材(マン)を駆使して安定業績を実現し、企業の存在価値を高めつつ継続発展させていくことです。

 

 

 

 

トップには2つのタイプがあります。固有技術を生かしてマーケットを開拓し、事業を興すことが得意な「事業家タイプ」と、管理技術、財務技術、人材資源をうまく活用して優良企業に育てることが得意な「経営者タイプ」です。

 

事業センスと経営センスの両方の才覚がある経営者はまれです。社長自身が事業家タイプなのか、経営者タイプなのかをしっかりと見定め、自身の強みを生かし、内閣づくりと取締役の責務に取り組むことが大切です。

 

 

ミッションから始めるビジネスモデル

 

ミッションとは、理念に基づいた企業の存在価値や使命であり、言い換えれば「社会的役割」。したがって、企業におけるミッションとは「社会の課題を解決すること」です。ミッションを追求するためには、ソリューション(課題解決技術)が必要であり、ソリューションこそがビジネスモデルとして展開されていくのです。

 

 

 

 

企業の根幹を成す理念は不変のものです。しかし、ミッションは時代とともに変えていく必要があります。なぜなら、社会課題・顧客課題が社会環境の変化、顧客の環境変化とともに変わるからです。

 

すなわち、社会課題・顧客課題が変われば、ミッションを再定義していかねばなりません。それは、顕在化している課題だけではなく、今後起こり得る潜在的な課題や価値観の変化による新たな課題の発生など、時代や環境の変化によって社会的課題が変化・多様化していくからです。

 

いま一度、皆さんの会社を取り巻く社会課題・顧客課題を見つめ直し、「未来に確実に起こる顕在的課題」「未来に起こり得る潜在的課題」「自社の顧客や商品の先にある課題」と照らし合わせ、「ミッションを再定義」していきましょう。

 

 

 

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