その他
2021.10.05
Vol.10 人を育てる「タナベ式メソッド」
計数管理を活用するためのポイント
計数管理とは、経営活動を計数化して経営の実態をつかみ、目標・標準などの価値判断基準をつくると共に、経営体質の改善や経営活動の効率化を図る手段です。
計数管理の目的は、①経営実態の客観的モノサシによる判断、②目標・標準値との対比による計画的な経営改善(定量分析、定性分析、相対分析による改善志向の判断)、③経営計画の立案と実行、コントロールの価値ある資料、の3つに要約できます。
KGIとKPIを活用しよう
「KGI(重要目標達成指標)」「KPI(重要業績評価指標)」は共に、企業目標を達成するための手段や行動が遂行されているかを定量的に測定する指標。KGIが、プロセスの目標(ゴール)として達成したか否かを定量的に表すのに対し、KPIは、プロセスの実施状況を計測するために、実行の度合い(パフォーマンス)を定量的に示すものです。
代表的なKGIとして、「売上高」「利益」「受注高」などがあげられます。しかし、KGI自体ではなく、KGIを達成するためのプロセスをマネジメントしなければ目標は達成しません。KGI 達成のプロセスとなる「訪問件数」「提案件数」「成約率」などのKPIを、しっかりとマネジメントしなければならないのです。
KGI達成に向かって、プロセスが適切に実施されているかどうかを計測するのがKPIであり、日常活動におけるKPIを日々マネジメントしていくことで目標を達成していきます。