幹部に求められる5つの能力
幹部として必要な能力は、下記の5つです。
1.「今、何が大事か」を的確かつスピーディーに判断できる能力
2.「組織を生かす」リーダーシップの発揮
3.経営理念・事業目的・経営方針が明確であり、一人ひとりの社員の行動基準に具体化され、現地現場で実践、徹底されていること。それが顧客満足につながり、ゆるぎない企業イメージにつながっている
4.幹部としての判断基準を、バックボーンとしてしっかり持つ
5.「目的は何か、問題は何か、大事なこと(価値)は何か」の3つを常に意識し、日常行動を行う
幹部としての「価値判断基準」を持とう
「現状認識=知る」の力を左右するのは、事実のとらえ方の能力です。この能力は、数多くの事実の中から「業績を上げるための決定的ポイント」を選ぶ能力と無関係ではありません。
選ぶ能力とは、価値判断能力です。価値判断を的確かつ機敏に行うためには、たえず頭の中を整理することが必要になります。
まず、価値判断回路の整理から始めなければなりません。これが価値判断基準であり、「考え方・行動の基準、数値による基準」です。
絶えず大局着眼で、正しい価値判断を行う必要があります。「選ぶ」ことは、「考え方・行動の基準、数値による基準」を日常業務のシステムとして型決めし、定着させることです。