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研究リポート
PR/広報研究会
クロスメディア時代を生き抜くために欠かせない「PR/広報」の本質的価値と、顧客体験価値向上に成功している企業の事例を通して、最適なコミュニケーション手法を研究します。
研究リポート 2026.02.12

キャラクターコンテンツを活用し、東海県内で認知拡大の広報活動 オンテック

第6回の趣旨
PR/広報研究会では、多種多様な他企業の成功事例から、自社におけるPR戦略構築から具体的実装力を強化する方法を学び、自社の魅力を最大限に発信する広報・PRのメソッドを提供する。
第2期第6回のテーマは「広報とブランディングのシナジー」として、オフィス関連の総合ソリューションを手掛ける丸天産業からは空間×人で創る中小企業のブランド改革と広報戦略、賃貸住宅の仲介・管理を手掛けるオンテックから、キャラクターコンテンツを活用した、東海県内における認知拡大の広報活動について解説いただいた。
開催日時:2025年12月23日(愛知開催)



はじめに

オンテックは「地域社会の理想的な生活環境造り」を企業理念に掲げ、迅速・丁寧・誠意をモットーに、「賃貸住宅及びテナント仲介」「建物管理」「家賃管理」「退去立会い及びリフォーム工事」「営繕工事」を手掛けている。時代に即した独自の管理システムを導入し、合理的かつ効率的な運営体制を確立。徹底した業務の効率化で管理コストの低減を実現し、現在では約2300名のオーナーからパートナーとして選ばれ続けている。

 

2023年には企業キャラクターである“シャークヤくん”が誕生。外部パートナーとともに社員が社内公募、社内コンペ、ブラッシュアップを行い制作したという。キャラクターを活用した独自のプロモーション手法で、東海圏内において認知拡大し続けている。

 

イメージキャラクター「シャークヤくん」 イメージキャラクター「シャークヤくん」




予測数値はあくまでも予測

同社では2019年からウェブCMを展開。新築空室物件の静止画で、YouTubeのバンパー広告・Googleのエリアターゲティングなどでテスト的に展開。しかし思ったように反響・問い合わせがなく、企業の認知度向上の必要性を痛感。課題を抽出し、顧客のターゲティングを行いながら、社名よりもキャラクターを目立たせるCM作成にシフトした。

 

その後、地下鉄広告とひも付けたCMの放送や、天気フィラー(番組と番組の間で放送される企業イメージ映像を背景にした天気予報)などを制作。長期的に取り組みを継続したことで、認知度向上に成功した。

 

地下鉄広告「サメ現る。」 地下鉄広告「サメ現る。」

イベント・東海オンエアコラボレーションの効果

シャークヤくんが名古屋駅をジャックするイベントでは、キャラクターの認知度を上げることで企業の認知度向上を狙った。

 

YouTuberである東海オンエアとコラボした名古屋駅でのイベントに加え、動画の出演、ラジオ収録でのグリーティングイベント(不特定多数の人と握手や写真撮影などで交流する活動)、店舗コラボなどファン層へアプローチ。結果としてSNSにおいて東海オンエアメンバーやファン層からの反響があり、専門誌「宣伝会議」でもイベント内容が紹介されるほどの、大きな経済効果があった。

 

2022/12/19~2023/1/9に行われた「部屋からはじまる物語がある」。 東海オンエアとコラボしたピールオフイベント(ポスターに商品サンプルやノベルティーを貼り付け、通行人がそれを「剥がして(peel off)」持ち帰れる体験型のプロモーション 2022/12/19~2023/1/9に行われた「部屋からはじまる物語がある」。
東海オンエアとコラボしたピールオフイベント(ポスターに商品サンプルやノベルティーを貼り付け、通行人がそれを「剥がして(peel off)」持ち帰れる体験型のプロモーション

スポーツへの展開で信頼できる関係性構築

キャラクターの露出をより増やしていくために、サッカーチームの名古屋グランパスとパートナー契約を結び、新たな顧客層へのアプローチを実施。愛知東邦大学女子サッカー部ともパートナーシップ契約を結び、新たな求人への取り組みとして大学生との接点を獲得した。

 

これまで、シャークヤくんの一枚看板だったところ、今後は「スポーツを愛する人々を応援するオンテック」としてもう一つの看板を前面に出していき、さらなる認知拡大を図っていく。

 

2025シーズンに名古屋グランパスとパートナー契約を締結した 2025シーズンに名古屋グランパスとパートナー契約を締結した

PROFILE
著者画像
奥村 眞吾 氏

オンテック 本社広告宣伝課