同社施工実績(例)
「働き方さわやかProject」の概要と目的
同社は働き方改革の取り組み開始と同時に掲げた、新菱冷熱の「働き方のありたい姿」を目指し、「働き方改革さわやかProject」を推進している。新菱冷熱の「働き方のありたい姿」は以下の4点に集約される。
1.働きやすい職場環境の実現 2.社員が誇り・やりがい・成長を感じられる職場づくり 3.仕事と生活のバランスを充実させること 4.限られた時間で最大限の成果を出す働き方の実現
プロジェクトは、全社横断型のチームにより、スモールスタートで段階的に広げる形で進められ、小さな成功体験を積み重ねることを重視している。知恵と工夫で働き方を見直すことを目指し、全社一丸で取り組んでいる。
社内報「さわやか」(左)/社内掲示板「さわやかProject通信」(右)
働き方改革報道ポスター
働き方改革の具体的な取り組み
働き方さわやかProjectでは、以下のような具体的な施策を実施した。
1.業務の見える化:例、 ホワイトボードを活用した個人業務の共有化や仕事量の平準化 2.ノー残業デー拡大:水曜日を「全員帰るのが当たり前」の日とし意識改革を促進 3.管理職の意識改革: 管理職の意識変革を最重要課題と位置づけ研修や啓発活動の実施 4.施工プロセスの変革: BIMやウェアラブルカメラ、3Dモデル、自動墨出しロボット等の技術を活用し、業務効率化と品質向上を実現 5.残業時間管理の徹底:就労管理システムとPCログの照合機能を活用し、正確な労働時間の管理を実施。PCログと就労管理システムの始業・終業時間に20分以上乖離がある場合、社員が乖離事由を入力し上席者が確認するようにした。また、残業予実管理アプリを導入し、年間の残業時間を計画的に管理できるようにした。 6.発注先等に対し働き方改革への協力依頼の要望書を提出し、協力体制を構築 7.給与体系の見直し: 残業時間減少による給与減少を補うため、給与体系を見直した
これらの取り組みを通じて、社員の働き方を見直し、効率的かつ健康的な職場環境の実現を目指してきた。
3Dモデルを活用した空間の住み分け調整
帰宅時間をアピールする工夫
「当社にとっての働き方改革について」の講義
働き方改革の成果と推進のポイント
働き方改革により、意識改革と業務効率化が進み、一定の成果を上げており、各種指標の改善が進んでいる。離職率、平均残業時間、従業員働き方への満足度調査の数値、有休取得日数が直近3か年連続で改善した。
また、働き方改革推進の足かせとなる残業手当の減少に対する不満を、ベースアップ、手当の新設によって払拭した。結果として、過去3年連続6%のベースアップ(計18%)を実現し、マイナビ・ベストバリューアワード給与アップ優良企業賞も受賞した。会社としての姿勢を示し続けることで、会社のカルチャー、社員の気持ちや考え方が大きく変わり、社員一人ひとりの活動になり、数字にも表れ、魅力ある企業になるための改革が進んだ。
働き方改革を進めるためのポイントは以下の通りである。
1.まずは意識改革を図ること。特に管理職の意識改革が最も重要である 2.できない理由を探さない。ポジティブに、できるところから始めることが重要である 3.皆で知恵を絞り工夫し、全員で取り組むこと。良い取り組みは真似をすることが重要 4.働き方改革に特効薬はないが、あきらめず継続すること、社員に何度もメッセージを発信すること。
同社の取り組みは、他企業にとっても参考となる事例であり、働き方改革のモデルケースと言える。
数字でみる働き方改革の成果