プロ役員に求められるリーダーシップ
プロ役員に求められるリーダーシップは、5つあります。
【プロ役員のリーダーシップ】
組織を引っ張り、支える力(ビジョン&パッション)
ビジョンづくりこそ、経営者・役員の仕事です。理想を掲げ、目標を明示するところに役員の存在価値があります。トップの視点で「自社はどうあるべきか」を考える力がビジョン構築力です。さらに、ビジョン実現のためには役員としての熱い思い(情熱)が不可欠です。そのビジョンとパッションが組織を引っ張り、支える原動力となります。
判断力と決断力(デシジョン)
役員に求められる判断力を向上させるためのポイントは、次の3つです。
1. トップの立場で考える
2. 現地現場で情報を得る(的確な現状認識)
3. 判断の物差しづくり(理念とビジョンと数値基準)
一方、「決断」とは、判断する材料がそろわない状態で結論を出すこと。その場合、トップや部下など周りの意見をよく聞き、冷静に判断を下すことが重要です。
実行力(アクション&コミュニケーション)
約束を守る、言動に責任を持つといった誠実さは、プロ役員になるための条件です。そのためには、卓越した実行力が必要です。また、ビジョンや目標を達成するためには、社員の協力を得なければなりません。そのためのフォーマル、インフォーマルなコミュニケーション能力が求められます。
※本文・図はタナベコンサルティング主催「プロ役員セミナー」のテキストを抜粋して制作しています。