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【メソッド】

タナベ語録

タナベコンサルティンググループの経営コンサルティングの基盤となっている考え方を、各テーマに沿って紹介します。
メソッド2021.10.05

Vol.09 企業の成長に欠かせない「未来思考型マネジメント」

 

 

経営羅針盤(デシジョンボード)をつくろう

 

目標必達のための意思決定ツールとして、「経営羅針盤(ディシジョンボード)」をつくることをおすすめします。

 

経営羅針盤づくりとは、経営の舵取りに必要な情報が集中整理され、何が問題か一目で分かる状態にして、対策を打てるようにすること。経営陣の構成と実行体制、そしてディシジョンボードによる意思決定の仕組みこそ、常に正しい意思決定のできる中枢機能です。

 

 

未来視点から「結果」を変えていく

 

企業を成長軌道に乗せるためのマネジメントの仕組みが、「業績先行管理システム」です。

 

業績先行管理システムは、目標を達成するために、未来の視点から現在のとるべき最善策を打ち出していく「未来思考型」マネジメントであり、その徹底推進が成長企業の第一条件となります。

 

目標達成のための、的を射た「打ち手」を決めるためには、「目標・計画」と「着地予測」のギャップを正確に見極めることが欠かせません。ギャップの大きさによって、打ち手を変えていきます。

 

つまり、目標を「当月の計画値」ではなく、「先行累計目標差額」ととらえることが重要です。未来の視点に立ち、勝ち取るべきこれからの結果を変えるために、先に手を打つのです。

 

 

先行管理は「攻め」の経営の大きな武器になる

 

先行管理は、「攻め」の経営にとって非常に大きな武器となるマネジメントシステムです。

 

業績先行管理に向けて、「先を読む」ためには、現状の自社の本質・業績基盤・管理の仕組みなどにおける問題点はもちろん、将来の目標・計画から見て、「何が・どのくらい足りないか」をとらえておかなければなりません。その上で、「先に手を打つ」ための仕組み・体制づくり、決めたことをやりきる体質づくりが必要となります。

 

 

 

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