その他 2021.03.01

HRフォーラム2020
令和時代のHR戦略

タナベ経営は2020年12月4日、限定無料配信ウェブセミナー「HRフォーラム」を開催した。当日は経営者や役員、人事担当者など182名が視聴。タナベ経営講師による講義、ゲスト講師による講演から、今後の自社のHR戦略について、具体的かつ実践的なヒントと学びを得る1日となった。

 

 

オープニング講義 令和時代のHR戦略で成長する企業とは

コロナ禍において、企業を取り巻く環境は目まぐるしく変化している。環境への適応は企業の喫緊の課題であり、「働き方」を変えられない企業は淘汰されかねない。

 

HR領域の課題として、①「コロナ禍における急場対応が優先される現状」と「人材育成・採用ニーズ」との乖離、②働く環境やコミュニケーションに関する課題という2つがある。

 

特に②については、デジタルツールを導入しても、テレワーク下では十分なコミュニケーションが取れていない現状が明らかになっている

 

HR領域の国際トレンドとしては、①学習の効果測定、②エモーション(感情)への注目、③DX、④習慣の重要性の4つがある。

 

②については、不確実な中での決断が迫られる時代、失敗を恐れず、失敗にくじけない心(レジリエンス)が重要になる。④については、昨今新たな習慣や行動を獲得する重要性が高まっており、個人が学び続ける習慣へのアプローチを意識すべき、といった考えである。

 

企業に求められる未来アクションとしては、①人材ファースト企業へのシフト、②ラーニングカルチャーの醸成、③人を育てる環境整備の3つがある。

 

②についてはキャリア開発(CD)、社内アカデミー構築などを通じ、学び方改革を実践することが重要。また③で示す通り、「育つ力」(モチベーション向上など)、「育てる力」(ラーニングカルチャー、社内大学など)、「育む力」(人事制度、CDなど)を通じた、人を育てる環境整備が必要になる。人を育てる人が変わらなければ、企業は変わらないのである。

 

 

※タナベ経営「新型コロナウイルスの企業経営に与える影響に関する調査」(2020年7月)

 

 

 

株式会社タナベ経営 大阪HRコンサルティング本部 本部長代理
松本 宗家

 

 

※「HRフォーラム2020」参加者へのウェブアンケート結果より(有効回答数85件)

 

 

 

タナベ経営のHR

企業においてもっとも大切な人的資源。どのように育て、どのように活性化させていくべきなのか。タナベ経営は企業の特色や風土、文化に合わせ、組織における人材育成、人材活躍に関わる課題をトータルで解決します。

 

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