•  
PICK UP TOPICSのメインビジュアル
コラム
PICK UP TOPICS
企業経営や市場(マーケット)について、話題の最新テーマを取り上げるコラムです。
コラム 2016.04.28

特集1:顧客ダイレクト

2016年5月号 2015年のネットショッピング利用世帯の割合が5.2倍(02年比)に このほど総務省統計局が発表した調査結果によると、2015年にインターネットショッピングを利用した世帯(1人暮らしを除く)がおよそ4世帯に1世帯の割合に上り、02年の調査開始以来、最高となったことが分かった。 同局は2015年分の『家計消費状況調査』と、5年ごとに実施している『全国消費実態調査』(2014年)のそれぞれの結果から、ネットショッピング(以降、ネット通販)の支出実態を調べた。それによると、2人以上の世帯でネット通販を利用した割合は、家計消費状況調査が始まった02年は5.3%にすぎなかったが、15年で5.2倍の27.6%に急増したという。(【図表1】) 201605_stats-01 【図表1】ネットショッピングを利用した世帯の割合の推移( 2人以上の世帯) 2015年のネット通販年間支出総額をみると、1世帯当たり平均(利用しなかった世帯を含む)で10万3716円だった。世帯主の年代層別では「50代」(15万5916円)が最も高く、次いで「40代」(14万6064円)、「39歳以下」(14万1833円)などの順。なお、高齢者層は「60代」が8万8392円、「70歳以上」も4万3404円と少なかった。 この支出額の違いは、ネット通販の利用割合の違いが要因とみられる。世帯主の年代別にネット通販を利用した割合をみると、39歳以下(45.2%)が最も高く、40代(42.2%)、50代(38.2%)、60代(22.1%)と年代が上がるにつれ低下。70歳以上は11.1%にとどまっている。 一方、実際にネット通販を利用した世帯に限定して平均支出総額を計算すると、60代は39万9336円、70歳以上でも38万7804円となり、最も多い50代(40万7988円)とほぼ同水準だった。 ネット通販の1世帯当たり年間支出額(2015年)の内訳をみると、宿泊料や運賃・パック旅行費などの「旅行関係費」(21.8%)が最も高く、次いで「食料」(14.3%)、「衣類・履物」(10.7%)などが多い(【図表2】)。月別の推移では、旅行関係費は夏休みの8月、食料は年末の12月に支出が最も多い傾向がみられたという。 201605_stats-02 ※旅行関係費(宿泊料、運賃、パッ ク旅行費の合計)、教養関係費 (書籍、音楽・映像ソフト、パ ソコン用ソフト、ゲームソフト、デ ジタルコンテンツ、チケットの合 計)、保健・医療(医薬品、健 康食品の合計)、その他(自動 車等関係用品、その他当てはま らない商品・サービスの合計)

2016年5月号 消費者の約3割がネット通販で農林水産物を購入 日本政策金融公庫が2016年1月、全国の男女2000人に行ったインターネット調査で、農林水産物などをネット通販で購入した消費者が約3割に上ることが分かった。 具体的には、ネット通販で農林水産物や加工品を「購入したことがある」と回答した人は31.8%を占めた(【図表3】)。年代別では、20代、30代が約2割だったのに対し、40代以上は3割以上となり、若い世代の購入経験者が比較的少なかった。 201605_stats-03 【図表3】農林水産物・加工品をインターネットの通信販売で購入したことがあるか 購入経験者にネット通販で購入する理由を尋ねたところ(複数回答、以下同)、男性は「価格が安いから」(44.2%)が最多。一方、女性は「店頭まで買いに行く必要がなく楽だから」(48.3%)が最多だったほか、「そこでしか購入できないものがあるから」(41.5%)も高い割合を示した。 また、購入経験者に主な購入元を聞いたところ、「インターネットのショッピングモール」(71.0%)が最も多い。次いで「生産者や食品メーカーなどのインターネット直販」(46.9%)が続き、「ネットスーパーなど量販店のインターネット通販」(26.0%)を上回った。「海外のインターネット通販」は1%に満たなかった。(【図表4】) 購入したことがある品目については、「コメ」(44.6%)が最も多く、次いで「魚介類」(38.6%)、「果物」(36.5%)、「お茶」(26.3%)などが上位を占めた。 一方、ネット通販事業者に期待することを聞いたところ(単一回答)、「生産者や商品の情報をもっと提供してほしい」(34.7%)が最多となった。次いで「配送料を安くしてほしい」(23.6%)、「商品の価格をより安くしてほしい」(17.5%)などが続く。 これを男女別にみると、男性は「価格をより安く」(20.1%)の回答が女性(14.9%)を上回った一方、女性は「配送料を安く」(27.0%)の回答が男性(20.2%)よりも高かった。女性は商品価格の安さより、商品をいかに経済的に買えるかどうかを重視する傾向がみられた。 201605_stats-04 【図表4】ネット通販による主な購入元 ( 購入経験者・複数回答)