真の「見える化」が生産性を変える
見える化の推進で「実行力」ある自立型組織へ変わる!
「オフィスの整理整頓をするためルールを決めたが、程なくして元通りになった」「新しいシステムを導入し社内の情報を共有しているが、成果にはつながっていない」。あなたの会社も、このような事態に陥ってはいないでしょうか。
本書は、「ルールが守られない」「成果が出ない」といった組織に不足しているのは「実行力」であるとし、「実行力の源泉は『問題点の顕在化』にある。問題点が見えているからこそ、誰もが自らそれに『気付き』、『改善』することができる」と説いています。
冒頭の状態を例にすると、運用する人々に問題点が見えなければルールは守られにくく、また、導入した新システムを使用する人々に適した運用方法へ改善しなければ成果につながらないということです。社員一人一人が自ら気付き、改善策を考えて行動する「自律型組織」となるための手段が「見える化」なのです。
著者は中期経営計画の策定をはじめ、数多くの企業の「経営の見える化」を支援してきたタナベ経営のトップコンサルタント・武政大貴。生産性改革、自律型組織構築のスペシャリストとして、その知見を惜しむことなくつづっています。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)による見える化の概念から、SDGsやDXなど近年のトピックと絡めた見える化の手法に至るまで幅広く解説しており、経営者はもちろん、課題解決への最短距離を知りたい全てのリーダーに有用な視点を提供しています。
●定価1,760円(税込)
●仕様四六判、上製232頁
●発行元ダイヤモンド社(2020年発行)