企業盛衰は 「経営」 で決まる 中小・中堅企業のための自立経営 へのステップ
「成長する会社」と「沈む会社」はどこが、どう違うのか?
本書は、混迷する社会情勢の中で企業が真に成長し、勝ち残るための「王道の経営」論を展開しています。著者は「自立経営」を経営の本質と位置付け、誰かに依存することなく、社員と顧客の支持を得て自然と業績が伸びる企業を目指すべきだと説きます。そのために必要な具体的な方策が、著者の豊富な経験と実践的な知見をもとに凝縮されている一冊です。
本書の最大の特徴は、「成長する会社」と「沈む会社」の違いを明確に示し、その差を具体的な事例とともに解説している点です。巻末には自社の分析に役立つ図表が掲載されており、読者は自社の現状を客観的に把握し、改善の方向性を見いだすことができます。この実践的なアプローチは、単なる理論書では得られない具体性と説得力を持っています。
本書は、企業が「自立経営」を実現するために必要な5つの力(数値力・ミッション推進力・目標達成力・人材力・イノベーション力)を体系的に解説し、企業が持続的に成長するための具体的な道筋を示しています。
特に印象的なのは、著者が「業績とはどうにかこうにか伸ばすものではなく、社員と顧客の支持を得て勝手に伸びるものだ」と述べている点です。この言葉は、短期的な利益追求に陥りがちな経営者には耳が痛いかもしれないが、同時に経営の本質を鋭く突いています。著者は、企業が長期的に成長するためには、社員と顧客の信頼を得ることが不可欠であり、そのために何をなすべきかを具体的に示しています。
本書は、経営に携わるすべての人にとって有益な内容が詰まっています。特に、未曾有の大不況に直面している現代において、企業がどのようにして成長を実現し、競争に勝ち残るべきかを考える上で、重要な指針となるでしょう。
著者のトップコンサルタントとしての経験則やノウハウが惜しみなく公開されており、経営者にとって実践的なヒントが随所に散りばめられています。
●定価1,760円(税込み)
●仕様四六判・上製 224ページ
●発行元ダイヤモンド社(2009年)