建設業が勝ち残る「ビジネスモデル革新」
‟建設”を極め、‟建設らしくない”ビジネスモデルを追求
建設業は、国内総生産の約1割に相当する建設投資を担う基幹産業である一方、成長産業として建設業を挙げる人は多くありません。「3K(きつい、汚い、危険)の代表格」とも言われる建設業に明るい未来はないのでしょうか。「ある」というのが本書の主張です。
著者は建設業が持続的成長を果たすために、「建設を極め、建設らしくない」ビジネスモデルを追求すべきと述べます。「極める」とは、分野や工法など自社の強みを特定し、設計・施工一体のビジネスモデルを確立すること。「建設らしくない」とは、従来の下請け受注型モデルから脱却し、例えばサービス関連事業を手掛けるといったことです。
同書はそのモデルとして、ドメイン特化、サービス化、アイ・コンストラクション(i-Construction)、技術開発、グローバル、地域ワンストップの6つを挙げ、事例と併せて紹介。アプローチしたい5つのビジネスチャンスや高収益実現のポイントを挙げ、公共事業中心の受注型事業運営からいかに脱却するか、打つべき次の一手について解説しています。
●定価1,760円(税込)
●仕様四六判、上製232頁
●発行元ダイヤモンド社(2018年発行)