戦略起点の人材マネジメント

戦略を実現できる人材マネジメントとは

企業経営において「人材」は最も重要な資源であり、経営戦略の実現に欠かせない要素です。しかし、適切に人材力強化が行えている企業は、まだまだ少数派。エンゲージメントやダイバーシティー、リスキリングなど、はやりの手法を取り入れてみるものの、期待する成果を上げられていない企業は多くあります。

 

人材マネジメントの手法には時代によってトレンドがあり、新たなマネジメントのノウハウが次々と生まれてきます。しかし、これらは全て本質的には経営戦略とつながっており、経営システムの一部と捉えられます。すると必然的に「経営理念・ビジョン・経営戦略との連動性」が重要になり、人材マネジメントを見る視点が「戦略起点」に変わります。これが、真に成果につながる人材マネジメントのスタート地点です。

 

ここでいう成果とは、「経営理念・ビジョン・経営戦略の実現」であり、そのために必要な人材の確保、動機付け、育成をマネジメントするということです。本書は人材マネジメントを経営システムの一環として捉え、企業が今、取り組むべき人材マネジメント施策のポイントを解説しています。企業の成長戦略を実現できる人材マネジメントシステムを構築するための一冊です。

 

著者紹介

竹内 建一郎 Kenichiro Takeuchi
タナベコンサルティンググループ
タナベコンサルティング
常務取締役 HRコンサルティング事業部担当

 

大手メーカーにて設計・開発業務を経験し、タナベ経営(現タナベコンサルティング)へ入社。企業再建から成長戦略策定まで、200社以上のコンサルティングに従事。企業の成長発展に向け多くの実績を上げている。経営的視点による中期~長期ビジョン実現に向けた幅広いコンサルティングを展開。HR領域においては、サクセッションプランから後継者・次世代の経営者人材育成まで人と組織にかかわる実践的なコンサルティングで高い評価を得ている。
竹内建一郎

 

著者紹介

川島 克也 Katsuya Kawashima
タナベコンサルティンググループ
タナベコンサルティング
取締役 HRコンサルティング事業部担当

 

経営全般からマーケティング戦略構築、企業の独自性を生かした人事戦略の構築など、幅広いコンサルティング分野で活躍中。年商1000億円超のメーカーのM&Aに際しては、グループ会社人事制度の統合支援と幹部教育を実施し、グループ理念とミッションを軸としたグループ戦略の推進とマネジメントレベルの向上を実現。企業の競争力向上に向けた戦略構築と、強みを生かす人事戦略の連携により、数多くの優良企業の成長を実現している。
人的資本経営の実装ポイント:川島 克也

●定価1,760円(税込)

●仕様四六判 上製 232ページ

●発行元ダイヤモンド社(2025年5月)