「社長」 を受け継ぐ
事業承継を最大のチャンスに変えるには? 後継経営者に求められる7つの取り組み
後継者不在で泣く泣く廃業や清算の道を選ぶ中小企業が増えています。事業存続を願いながら、自ら幕引き役を務めねばならない創業者は、不幸と言わざるを得ません。それだけに無事、後継者を得た企業は幸いでしょう。
しかし、本当の問題は「その後」です。廃業・清算を回避しても、将来の倒産というリスクを回避できる保証は何もありません。事実、会社を破綻に追い込む後継者は多いです。法人という資産を引き継ぎ、肝心な「経営」という仕事を引き継げない。こんな後継者を迎えた企業もまた、不幸と言わざるを得ないでしょう。
本書は、中堅・中小企業の後継者を「第二創業者」に導くための地図とも言える1冊です。著者は、後継者が社長として行うべき取り組みを7項目にまとめ、豊富な事例を引証しつつ、「会社の正しい受け継ぎ方」を明快に提示しています。
「創業者は『何もないが、何でもできる』。対して後継経営者は『何でもあるが、自由にできない』」。この現実を受け入れ、革新の「志」を持つか否か。本書は後継者たる自覚を迫る“建白書”でもあります。
後継者としての自覚を持ち、会社をさらに成長させたいと考える方にとって、非常に参考になる一冊です。
●定価1,760円(税込み)
●仕様四六版・上製 256ページ
●発行元ダイヤモンド社(2009年)