甦る経営
会社が復活する条件とは? 経営の修羅場から贈る企業再生の成功原則・処方箋
企業再生の現場をこの二年間で300社以上も経験してきた著者が、「会社が甦(よみがえ)る条件」について著した一冊です。
豊富なデータと現場で培った哲学を満載した内容で、再生現場での成功事例をふんだんに盛り込んでいるため、観念的な内容ではなく、実体験・臨床事例に基づいた会社復活の手引きとなっています。
長引く平成不況により、企業にとって厳しい経営環境が続いていますが、そんな状況があっても成長を遂げている企業があります。「勝ち組」と「負け組」の差はどこにあるのでしょうか?
本書は、「負け組」企業が陥る数多くの落とし穴を例示しています。主として企業再生の取り組みについて書かれていますが、逆に好調な企業であっても陥ってはならない落とし穴について、警鐘を鳴らしています。
つまり、自社には問題などないと考えるアマチュア経営を排し、「会社は潰れるようにできている」というスタンスに立ち、現実を直視して常に危機感を持って「経営の原理・原則」を体得するプロフェッショナル経営者になることを促しているのです。
中小・中堅企業の再生は、大企業のような債権放棄や増資などといった手法が使えないだけに、経営者に厳しい決断力が求められます。そういった厳しい決断に直面した経営者の迷いや悩みを生々しく浮き彫りにすることで、プロ経営者のあるべき姿を描き出している点も特徴的です。
また、実際に再生企業・地域銀行・経営コンサルタントが三位一体となって企業再生に取り組む手法は、他の企業再生本にはない、中小・中堅企業にターゲットを絞り込んだ内容です。
経営不振に陥っている企業にとっては、「どこでつまづいたのか」を検証するためにも必読の書ですし、順風満帆の経営状況にある経営者・幹部にとっては「転ばぬ先の杖」の観点からも一読するに値します。さらに、企業支援に携わっている金融機関の融資部や営業支店長などにとっても、企業再生の現場で活用できるテキストになっています。
●定価1,760円(税込み)
●仕様四六判・224ページ
●発行元ダイヤモンド社(2004年)