M&A成長戦略

【著者・編者】
タナベコンサルティンググループ M&Aコンサルティング事業部担当 丹尾 渉 著、戦略総合研究所 監修

M&Aは経営を「つなぐ」手段である

M&Aの本質とは何か。それは「つなぐ」ことです。企業には歴史、人材、ノウハウとブランドがあります。特に、オーナー経営者にとって自分の会社は、先祖から引き継がれた命の次に大事なものです。オーナーは代わっても、経営は引き継いでいく。これがM&Aの本質であり、どの案件にも共通する大きな目的といえるのではないでしょうか。

 

企業の進む道は存続、売却、廃業、倒産の4つといわれますが、売却もまた、存続の1つです。譲渡企業を引き継ぎ、譲受企業が企業価値を高めるM&Aは、社会価値が高い行為であり、サステナブルな経営技術の一つであると捉えることができます。

 

そこで本書では、会社や事業の成長戦略の手段として活用し、企業価値を高めるためのM&Aについてまとめました。

 

タナベコンサルティンググループ(TCG)が経営コンサルティング会社として提供した生々しいM&Aの“現場”を許せる限り活字化し、図やチェックリストなどを用いて分かりやすく解説。経営者の方々が「M&Aで何を実現したいのか」を明確にするためのヒントをちりばめ、譲受側と譲渡側の双方が納得するM&Aを成立させるためのノウハウを余すことなく盛り込んでいます。

 

すでに何度かM&Aに取り組んだけれど、成果を感じられていない。これからM&Aに着手しようと思っている。そんな方々が、M&Aを活用して成長を実現するための一冊です。

 

著者紹介

丹尾 渉Wataru Nio
タナベコンサルティンググループ
タナベコンサルティング
執行役員 M&Aコンサルティング事業部担当
2015年タナベ経営(現タナベコンサルティング)入社後、収益・財務構造改革を中心に、資本政策や組織再編コンサルティングなどに従事。2017年からM&Aコンサルティング本部の立ち上げに参画。M&A戦略構築からアドバイザリー、PMIまでオリジナルメソッドを開発。その後6年間で延べ100件以上のM&Aコンサルティングに携わる。「戦略なくしてM&Aなし」をモットーに、大手から中堅・中小企業のM&Aを通じた成長支援を数多く手掛けている。


タナベコンサルティングのM&Aコンサルティング
https://www.tanabeconsulting.co.jp/t/consulting_menu/ma/

事業承継・M&A情報サイト
https://www.tanabeconsulting.co.jp/manda/

●定価1,760円(税込)

●仕様四六判、上製200頁

●発行元ダイヤモンド社(2023年発行)