ライフスタイルビジネスとは、衣(衣料)、食(食品)、住(住まい)、美(美容)、遊(趣味)、知(教育)をドメイン(事業領域)とした対消費者ビジネスの総称である。市場規模は計約180兆円に上る巨大マーケットだが、日本の人口や内需の減少に伴い、マーケット縮小が予測されている。
こうした経営環境を踏まえ、国はさまざまなドメインでの政策を進めている。例えば、アパレル分野に関しては、経済産業省が「2030年に向けた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」を2022年5月に公表。「新たなビジネスモデルの創造」「海外展開による新たな市場獲得」「技術開発による市場創出」という3つの戦略分野と、「サステナビリティの推進」「デジタル化の加速」の2つの横断分野について方向性を提言している。
ライフスタイルビジネスの共通課題は2点ある。
①ビジネスモデルの疲弊
②産業固有の低収益
ライフスタイルビジネス企業には、変容する社会課題や顧客課題をいち早く的確につかみ、CX(顧客体験価値)を高めて新たな「ライフスタイル価値」を創造していくことが求められている。着眼すべきは、「ドメインの拡大とバリューチェーンの拡大によるハイブリッド成長モデルの構築」だ。
タナベ経営では、各ドメインの高収益企業の視察・講義などを通じて価値創造のポイントを体感し、自社のビジネスモデルを進化させる「ライフスタイルビジネス研究会」を開催している。持続的成長に向けたビジネスモデル設計のヒントが得られるだろう。
2022年9月21日(水)~2023年7月14日(金)開催、参加申し込み受付中!
視察・講演にご協力いただいたライフスタイルビジネス企業の例
株式会社学研ホールディングス
ソリューションビジネスによる価値創造
株式会社ファミリア
「子どもの可能性をクリエイトする」価値創造カンパニー
株式会社ワークマン
職人から一般客へ~ワークマンのブランディング戦略~