ホールディング経営はなぜ事業承継の最強メソッドなのか
「企業価値の向上」「サステナブル経営」「事業承継」に効く最強メソッド
戦後設立された企業の多くが、事業承継の時期を迎えています。
事業承継の目的は、「企業を長期的に存続させること」。そのためには、企業を持続的に成長させていかなければなりません。それを前提に、顧客や社員、取引先、地域社会などのステークホルダーに対し、バランスよく企業価値を還元しながら舵取りをしていく必要があります。本書は、悩ましい事業承継問題に一つの道筋をつけることを目的としています。
事業承継のほかにも、ホールディング経営は企業に多くのメリットをもたらします。まず、親会社と事業会社が一丸となることで、自社単独では解決が難しい社会課題をクリアし、ダイナミックな企業発展を可能にするでしょう。
このほか、従業員のモチベーション向上、採用の母集団拡大、事業会社同士のシナジーなどにより、自社をこれまで以上に魅力的な会社にできる。それがホールディング経営の神髄です。
著者は、タナベ経営で財務のスペシャリストとして数多くの事業承継や企業再建に携わる戦略コンサルタントの中須悟。企業グループを統括する持ち株会社と、その傘下に並ぶ複数の事業会社によって構成される経営スタイル「ホールディング経営」を、多角的に解き明かします。
●定価1,760円(税込)
●仕様四六判、上製224頁
●発行元ダイヤモンド社(2018年発行)